目と目とmet 〜UNISON SQUARE GARDEN Bee Side Sea Side 0 4/25〜
当日まで
2月。Bee side Sea side 0の申し込みが告知された。僕はその時、1月にあったTHE KEBABSのライブで、まさかのゲストにLiSAが来て歌って帰るという激震の日を逃した反動で「田淵智也さんが出て、行きたいライブには是が非でも行く」と硬く決心をしていた。だから予定なんか気にしないで、大学なんて休んじゃえという気持ちで申し込みを、きっと2日目の方が楽しいだろうという気持ちで、した。
それから二ヶ月が経ち、「そうは言ってもシングルを全部持っているわけじゃあないしレンタルショップにも前半のCDは置いてないし全部は網羅しきれない。網羅しているであろう周りと温度差あるのは嫌だなあ。」という気持ちがむくむくしてきた。それはきっと2月のMMMEに参加した時初めてセットリストが全部聞いた曲で、終始アドレナリン全開だったからというのも理由の一つだと思う。
まあ、そんなわけで申し込み直後よりは少しモチベーションが下がってしまっている中、それでもUNISON SQUARE GARDENはとても楽しみなので直前2週間は自分の持ちうるカップリング18曲をローテーションしていた。
到着まで&先にセトリ
偶然大学が2時に終わって余裕で間に合いそうで嬉しかったが、2時間の電車は暇で暇で仕方なく、セットリストを考えるなどして時間を潰した。
その時考えていた来そうな曲
来そうな曲
— 海抜 (@cay_ver_2) April 25, 2019
ここで会ったがけもの道
たらればわたがし
micro paradiso!(絶対トリ)
誰かが忘れているかもしれない〜
セク×カラシソンズール
プログラム15th(そりゃそう)
ラディアルナイトチェイサー
スノウリバース
さわれない歌
来なさそうな曲
来なさそうな曲
— 海抜 (@cay_ver_2) April 25, 2019
ガリレオのショーケース(mmmでやった)
サンタクロースは渋滞中(mmmでやった)
runners high reprise
ノンフィクションコンパス
そしてたどり着いた新木場。中学高校の時に部活の関係でしょっちゅう来てたが気づけば6年ぶりで感慨深いものがあった。
昼に時間がなく昼食を抜いていて、ライブ中に倒れそうだったので先に思い出のカレーうどん(チェーン店)を食べる。
このせいで開演20分前にやっとSTUDIO COASTに到着。すでにかなり人が入っていた。
僕「着いたし田淵智也さんのいる下手に行くぞー」
フォロワーさん「新木場STUDIO COASTは上手側からしか入れませんよ!」
僕「」
といことで無理やり割り込んでいってもしょうがないな、と思ったので後ろに回って上手寄りで待機していた。
もはや忘れてしまったが今回は初めにイズミカワソラさんの曲はかかったんだろうか。その後の熱量で脳神経が焼ききれてしまったためどう頑張っても思い出せない。なかったような気がする。でも月のカーテンが上がるまでの尺で流れたのでは????流れたか……???うーーん……
そして演奏が始まった。
初っ端。
知らない曲だった。
over driverだったのだが知らなかった。以下にセトリとともに僕の知らなかった曲にx印を付けて記しておく。
over driver x
RUNNERS HIGH REPRISE
スノウリバース
5分後のスターダスト x
空の飛び方x
誰かが忘れているかもしれない僕らに大事な001のこと
ラディアルナイトチェイサー
一人思うは雨の中 x
たらればわたがし
君はいい子
僕は君になりたい x
ドラムソロ~Bee side Sea side Zero~
ここであったがけもの道
ラブソングは突然に~What is the name of that mystery?~ x
東京シナリオ
さよならサマータイムマシン x
UNOストーリーx
ガリレオのショーケース
Micro Paradiso!
encore
プログラム15th
サンタクロースは渋滞中
セク×カラ×シソンズール
8/21曲知らなかった。まあもともと14/32曲知らなかったので割合から言ったら妥当なもん。逆に言えばUNISON SQUARE GARDENはまんべんなく曲をやってくれたということだと思う。こういうところ本当にすごい。
じゃあ全体の2/5を知らない曲のライブは退屈だったか、前回の方が楽しかったから来なければよかったか、わざわざこのためだけに往復5時間もかけて新木場に来たのが無駄だったか。
感想
最高に楽しかった。
知っている曲も知らない曲もどこまでも楽しかったし、ライブの中で退屈した時間は微塵にもなかった。
先に知らない曲の話からすると、何が楽しかったって、カップリング曲は聞き取りやすいものが多くて初めて聞くものでも歌詞を全部拾いやすく、メロディも聞き取りやすいので2番ではもう体が勝手に動いてた(そういう人間に対して田淵智也さんは2番で変調とか、止めとかしてきがちで本当に好き)。
やっぱ分からない曲は分からないから楽しめないのであって前半真剣に聞くパート、後半楽しむパートが生まれたことで聞き方にもメリハリがついてよかった。戦いながら進化するブロリーみたいになった(関係ないけど機材車ラジオの田淵智也さんの「ブロリー……!」って悟空のマネめちゃくちゃ好き)。
知ってた曲について
RUNNERS HIGH REPRISE
まさかくるとは思ってなかった曲。まあラジオでツアーとFCイべで全部やります!って言ってんだからどっちかではやるに決まってんだけどこれthe pillowsに対するラブレターだと勝手に思ってて、なんか来ない気がしたんだよな。なんでだ。更に勝手に終盤の曲と思い込んでたので序盤に来て嬉しくて嬉しくて声出してしまった。まずイントロのドラムが良いじゃん。大好き。
誰かが忘れているかもしれない僕らに大事な001のこと
ラディアルナイトチェイサー
この二曲の流れで理性を東京湾に流してしまった。one roll,one romanceの音源で「誰かが忘れているかもしれない僕らに大事な001のこと」を聞きまくってていつか聞きたいなあって思ってたので大変嬉しかった。(繰り返すけどFCイべかツアーで絶対やるんだって……)のっけの「愛してるー」の入りで心臓が飛び出した。斎藤宏介に「愛してる」って言われて心臓飛び出ない人間いる?
サビのリズムに合わせてぴょんぴょんジャンプしていた。ありがとう。ラディアルナイトチェイサーはべースがお気に入り。サビの「wow〜」のところは体揺らすのが気持ちよかった。
たらればわたがし
ここであったがけもの道
この2曲を絶対聞きたいという意思が一時しょげた気持ちを新木場まで引きずって来た。だからこの2曲を生で聞けて、しかもどっかで吹くよ、ってFC会誌で言ってたカズーを斎藤さんがやってくれて本当によかった。しかも斎藤さんだけじゃあなくて田淵智也さんも座って演奏!「田淵(さん)座ってんじゃんwwww」って思ってたら斎藤さんが「見て下さい、田淵が座ってますよ。mix juiceの言うとおりのMVで数秒で椅子から立った田淵が。」と言っててにこにこした。アコースティック自体を15周年で初めてやったってのは驚きと納得と半々くらい。
ここであったがけもの道、本当にこの曲大好きで歌詞カードにはないけど「けもの道けもの道けもの道けもけもの道けもの道けもけもの道けもの道」って歌詞がある歌つまらないはずがなくない?君ならどうする?最高だった。そんなに速い曲ではないけど弾むリズムなので体を揺らすなどして余すところなく楽しんだ。
ガリレオのショーケース
これ来ないと思ったのはMMMでやってるから、という曖昧な理由。多分ライブ前に「少ない自分の知ってる曲をそんなにやっていいんですか?!?!?!」みたいな謎の遠慮があったんだと思う。自分が欲してるものは偽らずに手を伸ばしてほしい。
ラスサビの「毎日がっそう!」で魂が昂ぶり過ぎた。ありがとう。
Micro Paradiso!(一番良かった)
初めて聞いたときからライブでやってほしくてたまらなかった曲。あれからもう1年かーー
CD版から買えて一回目の「この番組はご覧のスポンサーの提供でお送り」するまでの間奏で止めが入りまくって楽しかった。
あの、鈴木さんに合わせて演奏しなきゃいけない、全く予定調和ではない感じ、生で味わえてよかった。
全力で楽しんでいる鈴木さんと、鈴木さんのスティックを見逃さないという強い眼光とその状況を楽しんで口元がにやけちゃう田淵智也さんと斎藤さんが生み出すあの空気感、あそこにUNISON SQUARE GARDENのライブの面白さが凝集しているように思う。
彼らはライブが楽しくてしょうがないし、お互いのことを本当にリスペクトしているというのがあの演奏で伝わってくる。MCでは斎藤さんしか話さないけど演奏中に3人はすごくコミュニケーションを取っていて、田淵智也さんはスキあらば斎藤さんに忍び寄る(駆け寄る?)し、田淵智也さんも斎藤さんも絶対鈴木さんと向き合って演奏する場面が必ずある。僕は初めてUNISON SQUARE GARDENのライブに言った時にお互いお揃いのTシャツを着るでもなく、MCで仲良しトークをするでもない一見殺伐としたライブの中に視線と演奏でぶつかり合う3人を見てどうしようもなく惚れてしまった。
それがやはり今回も見られて心の底からUNISON SQUARE GARDENというバンドを好きになって、そのライブを見に来られて幸せだなと思った。ほんとうにありがたい。
プログラム15th
なんだかんだ言って一番驚いたのはここ。斎藤さんがアンコールで入ってきて早々「ミュージックビデオ撮りまーす」で驚かない人間いる?
ちょっと前の機材車ラジオで「桜のあとはミュージックビデオのために人を呼んで撮った」という話をしてて「まあ一生無いだろうけどUNISON SQUARE GARDENのMV撮影現場に行きたいなあ」と思って1月経ってないんだよ?!?!?!?!!!?やばいでしょ。
まあ僕はカレーうどんを食べていたのでまっっっっっっっっっっっっっっったく映る可能性のない位置だったわけだけどそれでもミュージックビデオを撮影している現場に居合わせて僕の汗の水分子のいくつかがカメラに写ったのでは?と思いを馳せるだけで多幸感に包まれるんだ(クレオパトラのワインって話があるんだけど興味ある人は調べて)。曲の中ではそれまでそんなに動いてない田淵智也さんがいつもやる乗り込み動作みたいな弾き方(うまく伝えられねえ……)したりいつもどおりのUNISON SQUARE GARDENって感じでした。早く完成版見たいな。
サンタクロースは渋滞中
これもMMMでやったし、季節違うからやらないと思ったんだけどなあ(でも冷静になって考えるとこの期を逃すと次は夏だからもっと季節が違う)。
間奏で田淵智也さんが少しずつ斎藤さんにアプローチしていったりMicro Paradiso!みたいなコミュニケーションが見られてにっこり。同じ曲でも同じパフォーマンスにならない(田淵智也さんは基本再現性の困難そうなことをしているので)のが飽きないですね。
セク×カラ×シソンズール
ごめんなさい。楽しすぎて覚えていません。
ライブ前、Micro Paradiso!がトリで、セク×カラ×シソンズールがアンコール前の曲と予想してたんですけど逆でしたね。うーん確かにこっちのほうが気持ちがいい。
セットリスト、最初にも書いたけど凄くバランスが良くて、盛り上がりもすごくてやっぱり田淵智也さんのセットリストは間違いがないなあと再認識しました。それを2/5知らないライブでさせるんだからこれ以降何も怖くない。Bee side Sea sideのアルバムが発売されてもはやこっちに知らない曲がないライブ、どう考えても楽しいでしょ。そしてUNISON SQUARE GARDENはそうやって胡座をかいてるオーディエンスに対してイレギュラーな曲の入りとか新曲とかで引っ掻き回してくるんだと思っている。早く3人のサウンドにもみくちゃにされたい。FC限定のUスポというフライヤーで田淵智也さんが「押し付けはしたくないんだけどもっと音楽を全身で楽しんでほしい」って話をしていて、ライブ中に跳ねまくって腕振り上げまくってふくらはぎ攣った僕は(きっと後ろの人は見えなくさせてしまったかもしれないけど)全身で楽しんだぞ、と勝手に返事をしておいた。僕と田淵智也さんは赤の他人なので届かないけど。
メンバーそれぞれ
曲のことばかり書いてたら時系列になって3人の魅力を書き漏らしていたので個別に書く。
鈴木さん
今回の彼の最大の見所はドラムソロ“Bee side Sea side 0”なのは確実。何度も囁くように“Bee side Sea side 0”って言ってて病みつきになってた。この後のツアーとかでどう変わるのか楽しみ。あとブルーライトの中で黄色い飲料を飲んでいて、黄色が謎に光り輝いてて笑ってしまった。あれ、オレンジジュースなのかなあ。
上でも書いたけどやっぱMicro Paradiso!の間奏で他の2人を試すような満面の笑みをしていたのが印象的。あといつもだけどステージに最後まで残ってお辞儀するの本当に好き(他の2人も残れとは微塵にも感じないし、一緒にお辞儀とかしてたら寒気がする)。胸に拳当ててピストル作って去るの本当かっこいい。
斎藤さん
いつもやらない曲ばっかでギターも歌も覚えなきゃで大変そうだった。実際プログラム15thの出だしのコードを間違えたらしく(全く分からなかった)鈴木さんに指摘されてしょげてた。かわいい。「まあ、ミュージックビデオの音源は(CD)音源だからね」って吐き捨ててたのは機材車ラジオぽくてよかった。斎藤さんはそういうことを言う。
田淵智也さん
曲調のせいか、テンションのせいか、なれない曲のせいかはわからないけれどいつもに比べてあまり動き回らなかった。中盤どっかと終盤くらいな気がするけど正直記憶が定かではない。手足ばたばたしていたのはガリレオだっけ……
まとめ
本当に始まる瞬間まで不安だったけれど今までにない楽しみ方で今までどおり、今までで一番楽しいライブだったと思えるライブだった。本当に行ってよかったし帰ってきてから全く眠れなくて2時半まで起きてたの、パワーって感じだ。
次田淵智也さんに会うのは今日のTHE KEBABS襲来!なのでそこではUNISON SQUARE GARDENとは全く違った姿を見るんだろう。ワクワクしている。
関係ないんだけどアンコール待ちのときMr.Blue(僕はガーディアン・オブ・ギャラクシーvol.2で知った)が来て勝手に楽しくなってしまった。グルートと一緒に軽快に流れて後ろで猛烈な戦いを繰り広げている構図、良いよね。