海抜活動電位

twitterばかりで長い文章や残っていく文章を書けなくなったのでその練習です。日々のこと、見た作品のこと、創作についてブログしていきます。

アベンジャーズの盾役者

まあネタバレばっかするんで宜しくお願いいたします。

 

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ア といえば今は「さらざんまい」


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はじめに

今まで見た映画の中で一番感動した。

きっとそれは11年間の積み重ねがあって、その1つ1つが丁寧でそれ以上に今作でそれらをしっかり汲み取ったが故だと思う。

まあ、そんな内容とかは他のブログとかtwitterで見てきたと思うので、ここではとにかく自分が好きなところだけを書こうと思う。

 

 キャップが好き

僕はキャプテン・アメリカが好きだ。ストレートな人間だし、周りが最先端アーマーだとか神様だとかモンスターなのに彼は、70年前のクスリでちょっとマッチョになっただけの正義感あふれる頭いいやつじゃないですか(目がいいだけで日本語下手くそなホークアイも好き)。そんな彼が信念でアベンジャーズのリーダーを務めているのがどんなスーパーパワーよりも格好いい。だけどその分、インフィニティ・ウォーの戦闘ではあんまり戦力になっていなかったのはキャプテン・アメリカファンとしてはかなーーーーーり寂しかった。

 

 

むにょにゃ……?(みんな発音できないシリーズ)

その彼が、ついにムジョルニアを、手にするじゃないですか〜〜〜〜〜〜〜(号泣)

心に体が追いついたというか、正義感にパワーが追いついて、AoUで示唆されてはいたけれど少年漫画みたいなパワーアップで喜びに打ち震えた。

 

じゃあパワーを手にした分、キャップの精神性が廃れたかと言われたら全然そんなことはない。彼は盾が壊れても、それでもサノスに立ち向かっていく勇気を持っていた。他のヒーローは倒れても彼だけが立ち上がる。盾はキャプテン・アメリカのトレードマークだけど盾がなくともキャプテン・アメリカはキャプテンなんだと知ろしめられた。

 

 

2012年に戻って過去のキャップと戦うところもめちゃくちゃ好き。お互い同じ脳みそで盾を投げているわけだから同じ弾道で同じように跳ね返るのも納得だし、やっぱりキャップは決着つける時は拳、というのが全面に押し出されてるのがたまらない。周りが全員ヒドラのエレべーターはウィンター・ソルジャーを思い出すし”Heil Hydra.”だったり”Bucky is alive.”なんか今までずっとアベンジャーズの軽口叩きまくってるトニーやソーと過ごしていく中で培った戦略(嘘の付き方)って感じがして(しかもコズミックキューブ手にした後のキャップのにやけっぷりったら!)爆笑してしまっていた。過去のキャップのほうが肉弾戦では優位だったのは、過去キャップは現在キャップをロキとしか見てないからなのかな。場数は現在のほうが積んでいるはずなのに自分(正義)に対してはちゃんと力が発揮できていないみたいな。5年間敵と戦ってなかったからソーよろしく衰えた、だと悲しすぎる。過去キャップは70年寝てたんだぞ。

 

 なんで持ち上げられたのか?

ムジョルニアの話に戻るけど、あのハンマーを手にする資格って正義感だけじゃダメ(それだけだったらあんな人間臭いソーが持てるはずない)なのかなと思っている。清濁併せ呑んだ器になって初めて持てるもので、そんな人間にキャップがなったのかなと僕は思っている。ネットで「AoUの時点で持てたけどソーを気遣って持てないふりをしたのでは」というのを見たけどそれはちょっと違う気がするんだよな。あの頃のキャップは周りに”language!”と嗜める優等生クンだったし、まだ親友との仲違いもそれを乗り越えることもしていない。一度アメリカの名前を捨てることなんて考えてすらいない。そういった今までの経験全部が最終決戦のキャプテン・アメリカを形作った、と考えたい。

 

 ラストシーン

わなわな震えてそれどころじゃなかったけどスティーブ・ロジャーススティーブ・ロジャースとしての人生を歩んでくれてそれもとても嬉しかった。(ネットによるとあの時キャップは違う時間軸で人生を歩み、最後に元の時間軸にもどってきたらしい。)他人の自由のために人生を投げ出して戦ってきた男が、自分の自由のために生きることを選択するのがヒーローとしての最後ってこれ以上ない幸せだし、それをスティーブ・ロジャースは誰かに許されたわけでもなく、自分の意思でそちらへ進むんだよな。中盤に”someone moves on, but not us.”(かな?全然聞き取れてない)って言うけど、そのsomeoneには一般人だけじゃなくてWSで現代のスターウォーズとかスター・トレックに馴染もうとしたキャプテン・アメリカも入ってると思うんだよな。でも最後スティーブ・ロジャースは戻って自分の時代の自分の時間を生きる。正直他のヒーローはこの11年間の人生しかトレースできないけど、キャプテン・アメリカに関しては90歳の人生を追体験させてもらえた。キャプテン・アメリカ好きとしてはこれ以上の幸せはないしこれ以上の終わりもないと思う。

EDのIt’s been long time ago.本当に申し訳ないけどなんの曲かネット見るまで分からなかった。ウィンター・ソルジャーまた見直します。

 

 

長い文章書くのが下手くそでここまで読んだくださった方はとても疲れたでしょう。チーズバーガーを食べるなどして休んでほしい。

 

 

僕が泣いたポイント

・タイムマシンの構想をトニーがキャップに教えるところ。

シビル・ウォーからの軋轢が戻りつつある。

・トニーがお父さんと話すところ。

これもシビル・ウォーで果たせなかった約束(そして永遠に果たせないだろうと思っていたこと)が叶って本当に嬉しかった。

アベンジャーズ。アッセンブル。

もっと勇ましく言うのかなと思ったけど絞り出すように言ってて、今までの11年間が感じられた。

・最終決戦でキャラが動く時、みんなコマ打ちが違った。

ガッシャンってアーマーがつくアイアンマンタイプと、カシャカシャって装着されるスターロードタイプと、シュインってスムーズに着脱されるワスプとそれぞれの速度がちゃんと生きていてアニメファンとして泣いてしまった。

・ピーター・パーカーにおけるトニー・スタークの喪失

今回スパイダーマンはお約束のべンおじさんの喪失をトニー・スタークでやってのけたんだよね。えげつない舞台をスパイダーマン文脈に乗せるの、積み重ねなくしては不可能だと思う。ルッソ兄弟スパイダーマンをやると決めた時点からべンおじさんの喪失を運命づけていたのかなあ。

 

 

一回では見きれなかったところ

・最終決戦でみんなを助けたハルクがその後何をしていたか

・トニーの娘の名前。なんて名前にしたんだっけ。

・ファルコンがどっから出てきたか。”on your left”だったと聞いてウィンター・ソルジャーじゃん……ってなった。

・キャロルとローディの関係。ネットで見たけど2人できてたの?!

・ピーター・パーカーとフューリー、スタークの葬式で会ってる気がしたけどなんで「ファーフロムホーム」ではフューリーは”nice to FINALLY meet you”って言ってるんだ?エンドゲーム→ファーフロムホーム→スタークの葬式???夏休みの設定のはずだけどそんな時間あるか?それとも葬式で会ってない?

・ロキがどこに消えたか。あの後描かれてないんだっけ。

ドクター・ストレンジがスタークに人差し指を上げたところ。あれ「お前の運命は決まっている。覚悟を決めろ」って意味?

 

 

2回目みたらまた書きたくなるかなと思うし、まだ1回目の分も書ききれてない気がする(ホークアイアントマンの二代目の話とか、最後の鉄を打つ音で終わる話とか)がまあとりあえず。